新しいp5.Vectorオブジェクトを作成します。
ベクトルは異なる方法で考えることができます。一つの見方では、ベクトルは空間内を指す矢印のようなものです。ベクトルは大きさ(長さ)と方向の両方を持ちます。この見方は動きをプログラミングする際に役立ちます。
ベクトルの成分はその大きさと方向を決定します。例えば、createVector(3, 4)
を呼び出すと、x成分が3、y成分が4の新しいp5.Vectorオブジェクトが作成されます。原点から見ると、このベクトルの先端は右に3単位、下に4単位の位置にあります。
p5.Vectorオブジェクトは、計算を簡略化するため、しばしば動きのプログラミングに使用されます。例えば、動く球には位置と速度があります。位置は球が空間のどこにあるかを表します。球の位置ベクトルは原点から球の中心まで伸びています。速度は球の速さと動く方向を表します。球がまっすぐ上に動いている場合、その速度ベクトルはまっすぐ上を指します。球の速度ベクトルを位置ベクトルに加えることで、球を動かすことができます(pos.add(vel)
のように)。ベクトル計算はp5.Vectorクラス内のメソッドに依存しています。
実例
シンタックス
createVector([x], [y], [z])
パラメーター
x
Number:
ベクトルのx成分。
y
Number:
ベクトルのy成分。
z
Number:
ベクトルのz成分。
リターン
p5.Vector: 新しいp5.Vectorオブジェクト。
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