マウスボタンが離されたときに一度呼び出される関数です。
mouseReleased()関数を宣言すると、ユーザーがマウスボタンを押した後に 離したときに自動的に実行されるコードブロックを設定します:
function mouseReleased() {
// 実行するコード
}
mouseXや mouseYなどのマウスシステム変数は、 p5.jsによってmouseReleased()が呼び出されたときに 最新の値で更新されます:
function mouseReleased() {
if (mouseX < 50) {
// マウスが左側にある場合に実行するコード
}
if (mouseY > 50) {
// マウスが下部近くにある場合に実行するコード
}
}
パラメータeventはオプションです。 mouseReleased()には常に マウスリリースイベントを説明するプロパティを持つ MouseEvent オブジェクトが渡されます:
function mouseReleased(event) {
// イベントを使用して実行するコード
console.log(event);
}
タッチスクリーンデバイスでは、touchEnded()が 宣言されていない場合、ユーザーのタッチが終了したときにmouseReleased()が 実行されます。touchEnded()が宣言されている場合、 ユーザーのタッチが終了したときにtouchEnded()が 実行され、mouseReleased()は実行されません。
ブラウザは様々なマウスイベントにデフォルトの動作を関連付けている場合があります。 例えば、一部のブラウザでは、ユーザーがマウスボタンを押しながらマウスを動かすと テキストがハイライトされます。このイベントのデフォルトの動作を防ぐには、 関数の最後にreturn false;を追加してください。
注意:mousePressed()、 mouseReleased()、 mouseClicked()はすべて関連しています。 mousePressed()はユーザーがマウスをクリックした 瞬間に実行されます。mouseReleased()はユーザーがマウスクリックを 離した瞬間に実行されます。mouseClicked()は mouseReleased()の直後に実行されます。
実例
シンタックス
mouseReleased([event])
パラメーター
オプションのMouseEvent引数。