3Dスケッチの現在のカメラに対して正投影を設定します。
正投影では、同じサイズの形状は、カメラからの距離に関係なく、 常に同じサイズに見えます。
ortho()
は、カメラの視錐台を切頂四角錐から 直方体に変更することで、カメラの視点を変更します。カメラは 視錐台の前に配置され、視錐台のニアプレーンと ファープレーンの間にあるすべてを表示します。ortho()
には、 視錐台を定義するための6つのオプションパラメータがあります。
最初の4つのパラメータ、left
、right
、bottom
、top
は、 視錐台の側面、底面、上面の座標を設定します。例えば、 ortho(-100, 100, 200, -200)
を呼び出すと、幅200ピクセル、 高さ400ピクセルの視錐台が作成されます。デフォルトでは、これらの座標は スケッチの幅と高さに基づいて設定され、 ortho(-width / 2, width / 2, -height / 2, height / 2)
のようになります。
最後の2つのパラメータ、near
とfar
は、 カメラからの視錐台のニアプレーンとファープレーンの距離を設定します。例えば、 ortho(-100, 100, 200, 200, 50, 1000)
を呼び出すと、幅200ピクセル、 高さ400ピクセル、カメラから50ピクセルの位置から始まり、1,000 ピクセルの位置で終わる視錐台が作成されます。デフォルトでは、near
とfar
は それぞれ0とmax(width, height) + 800
に設定されます。
注意:ortho()
はWebGLモードでのみ使用できます。
実例
シンタックス
ortho([left], [right], [bottom], [top], [near], [far])
パラメーター
視錐台の左平面のx座標。デフォルトは-width / 2
です。
視錐台の右平面のx座標。デフォルトはwidth / 2
です。
視錐台の底面のy座標。デフォルトはheight / 2
です。
視錐台の上面のy座標。デフォルトは-height / 2
です。
視錐台のニアプレーンのz座標。デフォルトは0です。
視錐台のファープレーンのz座標。デフォルトはmax(width, height) + 800
です。